研修が「点」で終わってしまう理由

「研修の評判は
よかったんです」

そんな話を聞くことがあります。

アンケートを見ると

「わかりやすかった」

「勉強になった」

「明日から
やってみたい」

という声もある。

ところが

しばらくすると

「結局、何か
変わったんでしたっけ」

という話になる。

研修そのものではなく

学んだことと
実際の仕事との間に

原因が残っていることがあります。

「わかった」と「できる」は違う

研修で話を聞いて

「なるほど」

と思うことはできます。

でも

実際の仕事に戻ると

目の前には
いつもの案件があります。

時間に追われることもある。

相手の反応も
毎回違います。

研修で聞いた通りに
進まない場面もあります。

たとえば

部下への問いかけを
学んだ管理職が

翌日
部下から相談を受けたとします。

忙しいと

つい

「それなら
こうしておいて」

と答えてしまう。

知識として
わかっていても

仕事の中で使えるようになるには

一度
やってみる必要があります。

研修の前に、「何を試すか」まで決めているか

「部下育成について
学ぶ」

だけでは

研修が終わったあとに
何をすればよいのかが
曖昧です。

そこで

研修を受ける前から

仕事の中で
何を試してみるのかを

少し具体的に
しておきます。

たとえば

部下から相談されたら

すぐに答えを出す前に
一度質問してみる。

これまで上司に
確認していた案件を

一つだけ
自分で条件整理してみる。

会議で

自分が説明する前に
一度メンバーの意見を聞いてみる。

こうして

研修の内容を
翌日の行動まで
落としておく。

そうすると

研修で聞く内容も

自分の仕事と
結びつけて考えやすくなります。

やってみて、振り返って、もう一度試す

もちろん

一度やってみれば
すぐにできるようになる

というものでもありません。

実際に試してみると

思ったより
うまくいかなかった。

相手の反応が
予想と違った。

どこまで自分で判断してよいか
迷った。

そんなことも起こります。

そこで

「やっぱり使えない」

で終わらせるのではなく

何がうまくいったのか。

どこで迷ったのか。

次は何を
変えてみるのか。

一度振り返って

もう一度
試してみる。

その繰り返しの中で

研修で聞いたことが

少しずつ
自分の仕事のやり方に
変わっていきます。

研修の成果は、その後の仕事に表れる

研修当日の
満足度も大切です。

でも

研修のあとに

今までと違う質問を
するようになった。

上司に聞く前に
自分で条件を
整理するようになった。

部下に任せる前に
判断のポイントを
確認するようになった。

そんな変化があれば

学んだことが
仕事の中に入り始めていると
考えられます。

研修を

受ける。

わかる。

そこで終わらせず

やってみる。

振り返る。

もう一度試してみる。

そこまで含めて考えると

研修は
一日の出来事ではなく

仕事を少しずつ
変えていく機会になります。

これまでの研修では

受講したあとに
何を試してみるかまで

決まっていたでしょうか。

そんなところから
一度振り返ってみてください。

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