褒めているのに届かないのは、承認の種類が偏っているから

「ちゃんと褒めているつもりなんですが
なんか響いていないみたいで」

そんな話を聞くことがあります。

目標を達成したら
「よくやった」と伝える。

難しい仕事をやり切ったら
ちゃんと褒める。

それでも
あまり響いていない気がする。

そんなときは
褒め方を工夫する前に

普段、どんなときに
声をかけているかを
振り返ってみてもよいかもしれません。

結果が出たときだけになっていないか

「褒める」と聞くと
どうしても成果に目が向きます。

目標を達成した。

売上が上がった。

難しい仕事をやり切った。

もちろん
こうした結果を認めることは大切です。

ただ、結果が出たときだけ
声をかけているとしたら
どうでしょうか。

仕事の多くは
すぐに結果が出るものではありません。

うまくいかない中で
やり方を変えてみたり

難しい相手と
粘り強く話をしたり

地道なことを
毎日続けていたりします。

でも、結果だけを見ていると
こうした時間は
承認されないままになります。

褒めているつもりでも
実際に声をかける機会は
意外と少ないのかもしれません。

結果以外にも、承認できることがある

承認できるのは
結果だけではありません。

結果に至るまでの
経過もその一つです。

「あの場面で
よく粘っていましたね」

「毎日続けているの
ちゃんと気づいていますよ」

まだ結果にはなっていなくても
取り組んできたことを
言葉にして伝える。

これも承認です。

さらに
仕事の成果や経過とは関係なく

その人自身に
関心を向けることもできます。

「最近どう?」

「忙しそうだけど
無理していませんか?」

何かができたから
声をかけるのではなく

その人のことを気にかけて
言葉を交わす。

これも承認です。

承認には

結果への承認。

経過への承認。

存在への承認。

という3つがあります。

承認は、特別な場でなくてもできる

この3つで考えると
承認できる場面は
日常の中にたくさんあります。

評価面談で
結果を確認するだけでなく

「この半年で
一番大変だったのは何でしたか」

と聞いてみる。

そこから
本人が工夫したことや
踏ん張ったことがわかるかもしれません。

1on1でも
仕事の進捗だけではなく

「最近どう?」

と聞くことができます。

もっと日常的な場面でも

「さっきの対応
難しかったと思うけど
よく粘っていましたね」

と伝えることができます。

大げさに褒める必要はありません。

その人が何をしているのか。

どこで頑張っているのか。

今、どんな状態なのか。

そこに関心を向けて
気づいたことを言葉にする。

それだけでも
承認の機会は増えていきます。

褒め方より、何を承認しているか

「褒めているのに
なぜか届いていない」

そう感じたとき
褒め方が悪いとは限りません。

もしかすると
結果への承認に
偏っているのかもしれません。

結果が出たときだけでなく

そこまでの経過や
その人自身にも
言葉を届けてみる。

自分は普段
何を承認しているだろう。

そんな視点で
一度振り返ってみてください。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。