「次は気をつけます」で終わると、同じことが繰り返される

経営者の方から
こういう声を聞くことがあります。

「振り返りをさせているんですが
『次は気をつけます』で終わって
また同じミスが起きるんです」

ミスが起きた。

振り返りをした。

「反省しています」
「次は気をつけます」

でも翌月
また同じことが起きる。

こういうとき
多くの場合こう考えます。

「反省が足りない」
「意識が変わっていない」

本人の姿勢や
真剣さに
原因を探し始めます。

ただ
意識の問題とする前に
確認したいことがあります。

振り返りが、反省で止まっていないか

同じミスが繰り返される理由は
本人の反省の深さだけにあるとは限りません。

振り返りの場が
「何が起きたか」の確認で終わっていることが
多いです。

「何が起きたか」を確認することは
振り返りの入口です。

でも、そこで終わると
「気をつけます」という言葉しか
出てきません。

「次は気をつけます」は
反省の言葉としては自然です。

でも
「何を、どのように気をつけるのか」が
具体的になっていないと
行動は変わりにくいです。

振り返りに必要な、3つの問い

振り返りが反省で止まらないためには
問いの設計が必要です。

何が起きたか。

これは事実の確認です。
ここから始めることは大事ですが
ここで終わってはいけません。

なぜ起きたか。

ここが振り返りの核心です。

ここで考えたいのは
誰が悪かったかではありません。

どんな条件が重なって
その出来事が起きたのかです。

「確認が足りなかった」
「忙しかった」

これは理由として出やすいですが
もう一段掘り下げると
繰り返しを防ぐ手がかりが見えてきます。

確認が足りなかったのは
確認するタイミングが設計されていなかったからか。

忙しかったのは
仕事の優先順位が共有されていなかったからか。

次に何を変えるか。

ここまで来て初めて
振り返りが行動につながります。

「〇〇のときに、〇〇をする」

あるいは

「確認のタイミングを変える」
「依頼のときに一言足す」
「優先順位を先にそろえる」

というように
次に変える具体的な動きに
落とすことが必要です。

問いが置かれていないと、振り返りは反省で終わる

振り返りの場を持っていても
「次は気をつけます」で終わるのは
本人の反省が浅いからではないことが多いです。

「なぜ起きたか」
「次に何を変えるか」

この問いが
振り返りの場に
置かれていないからです。

問いがなければ
人は自然に
「何が起きたか」を話して終わります。

問いがあると
「なぜ」「次に何を」まで
考えが進みます。

振り返りは
場を持つだけでは機能しません。

何を考えるための時間なのかが
設計されている必要があります。

同じミスが繰り返されるのは
反省が足りないからではないかもしれません。

振り返りの場に
「なぜ起きたか」
「次に何を変えるか」という問いが
置かれていたか。

そこから見直すことで
振り返りは行動につながりやすくなります。

いま思い浮かべている振り返りの場を
一度確認してみてください。

「何が起きたか」の先に
問いが置かれていましたか。

グロウスリーでは
同じことが繰り返される背景にある
育成や任せ方、1on1、仕事の渡し方を
現場の状況に合わせて一緒に整理しています。

制度や研修の話としてまとまっていなくても
今の現場で気になっていることを
そのまま話すところから始められます。

コメントは利用できません。