急ぎの仕事ばかりで、大事な仕事が後回しになる

経営者の方から
こういう声を聞くことがあります。

「うちのスタッフ
いつも目の前の仕事に追われていて、
本当に大事な仕事が
後回しになるんです」

期限が迫った仕事を片付ける。

また次の急ぎが来る。

気づけば一日が終わっている。

大事だとわかっている仕事は
いつまでも手がつかないまま
残っている。

こういうとき
多くの場合こう考えてしまうのではないでしょうか

「段取りが悪い」
「時間管理ができていない」

本人の仕事の進め方や
優先順位のつけ方に
原因を探し始めます。

ただ
段取りの前に
確認したいことがあります。

仕事を頼むとき、何が伝えられていたか

急ぎの仕事ばかりが処理される理由は
本人の段取りだけにあるとは限りません。

仕事を依頼するときに
「これは急ぎか、大事か」が
伝えられていなかった
ということがあります。

「急ぎ」と「大事」は
別のものです。

急ぎの仕事は
目の前に見えやすいものです。

一方で
大事な仕事は
すぐには困らないため
後ろに回りやすいものです。

急ぎだが
それほど重要ではない仕事。

大事だが
今すぐでなくてよい仕事。

この区別が依頼時に伝わっていないと
受け取った側は
「来た順」か「期限が近い順」で
処理するしかありません。

それは段取りが悪いのではなく
判断する材料が
伝わっていない状態です。

「いつまでに」だけでは足りない

依頼するとき
期限は伝えているかもしれません。

「これ、金曜までにお願い」

でも、それだけでは
判断材料として足りないことがあります。

この仕事は
今抱えている他の仕事と比べて
どちらが優先か。

この仕事が遅れると
何に影響するのか。

この仕事は
どのくらいの完成度で
出してほしいのか。

これらが伝わっていないと
受け取った側は
それぞれを自分で判断するしかありません。

人によって判断がバラつくのは、
当然のことです。

依頼のときに、もう一言添える

大きな仕組みをつくる必要はありません。

仕事を依頼するときに
もう一言添えるだけで
変わることがあります。

「これは今週一番優先してほしい」

「他の仕事より先にやらなくていいけど
来週中には欲しい」

「急ぎではないけれど
〇〇の準備につながるので
今週中に一度見ておいてほしい」

短い言葉でかまいません。

期限だけでなく
この仕事が他とどう関係しているかを
一言添えるだけでいいです。

この一言があるかどうかで
受け取った側の動き方は変わります。

何を優先すればよいかを
判断しやすくなるからです。

大事な仕事が後回しになるのは
本人の意識の問題ではないかもしれません。

依頼のときに、
「急ぎか」
「大事か」
「他の仕事とどう関係するか」

このあたりが
一言でも伝えていたか。

そこから見直すことで
職場の仕事の流れは
変わりやすくなります。

いま思い浮かべている仕事の依頼を
一度振り返ってみてください。

「急ぎ」と「大事」の区別が
相手に伝わっていましたか。

グロウスリーでは、
会議・仕事の進め方・育成のどこに
動きにくさが生まれているかを、
現場の場面から一緒に見立てています。

うまく言葉になっていなくても、
最近気になっている場面から
始めることができます。

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