給料を上げても人が辞める理由

「給料も上げた。
手当もつけた。
できる範囲で待遇も見直した。
それでも人が辞めていく」

そんな相談を受けることがあります。


まず言いたいのは
給料を上げることは
決して小さな努力ではない
ということです。

中小企業にとって
賃上げはかなり重い判断です。

それでも社員のために
動こうとした。

その判断を
否定したいわけでは
ありません。


ただ
給料を上げても
離職が止まらないことがあります。

これは
給料が意味ないからでは
ありません。

給料では届かない何かが
残っているからです。

それは
評価への納得感だったり
役割の見え方だったり
成長の実感だったりします。

給料は、不満を減らす力がある

ここ、意外と見落とされます。

給料は
不満を減らす力があります。

「他の会社より低い」
という不満は
給料を上げることで
解消できます。

でも
働き続ける理由をつくるには
それだけでは足りないことがあります。

金額とは別のところに、不安が残る

実際に
給料を見直したあとで
退職の相談が出ることがあります。

理由を聞くと
こう言われることがあります。

「この先
自分がどう成長できるのかが
見えなくなってしまって」

金額とは別のところに
不安が残っていたのです。

給料では届かないもの

では
給料では届かないものとは
何でしょうか。

現場でよく聞く声を
整理すると
こういうことが見えてきます。

・頑張っているところを
 ちゃんと見てもらえている感じ

・自分がこの会社で
 何を期待されているのかという
 役割の見え方

・この先ここで
 どう成長していけるのかという
 見通し

この3つが曖昧なままだと
給料を上げても
「ここで働き続けたい」
という気持ちにはつながりにくい。

私自身にも返ってくる話ですが
お金の問題に見えていても
その奥にあるのは
こうした納得感のことが
多いように思います。

給料は、期待や評価のメッセージにもなる

給料を上げるとき
金額だけで終わらせると
もったいないことがあります。

なぜ上げるのか。

何を評価したのか。

これから何を期待しているのか。

ここが言葉になると
給料は単なる金額ではなく
期待や評価のメッセージに変わります。

逆にここが曖昧なままだと
「なぜこの金額なのか」
「次は何を頑張ればいいのか」
が見えないままになります。

給料だけで見ていると、整えるものが見えにくくなる

離職の理由を
給料だけで見ていると
本当に整えるべきものが
見えにくくなります。

給料と一緒に
評価の基準や
役割の伝え方も
整えていく必要があります。


「給料を上げても
離職の不安が消えない」

そう感じているなら
金額だけでなく
社員に何が伝わっていて
何が伝わっていないのかを
一度整理してみることが
入口になるかもしれません。

グロウスリーでは
評価の基準や役割の伝え方を
現場で伝わる仕組みとして
一緒に整えています。

まずは
給料や評価を通じて
社員に何が伝わっていて
何が伝わっていないのかを
一緒に整理するところから
始めてみませんか。

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