完璧な制度より、使われる制度

「評価制度を整えた方がいいのは
わかっている」

「でも、いざ考えると
何から手をつければいいのか」

「細かい等級表や評価項目を
作っても、うちで使いこなせるのか」

そんな声を聞くことがあります。


制度設計が大きく見えるのは
自然なことだと思います。

人事制度という言葉には
少し重たさがあります。

着手できていないのは
意欲がないからではなく
完璧な制度を
イメージしすぎているからかもしれません。

細かすぎる制度は、現場で使いきれないことがある

ここ、意外と見落とされます。

精緻に作り込むこと自体が
悪いわけではありません。

ただ
中小企業では
細かすぎる制度が
現場で使いきれないことがあります。

・評価項目が多すぎる

・上司が説明しにくい

・面談で使いにくい

結果として
年に一度だけ開く書類に
なってしまう。

制度があっても
現場で使われていなければ
本来の役割を果たしにくくなります。

私自身も
最初から完璧な制度をつくろうとして
動けなくなった経験があります。

制度の精度より、現場で使える言葉になっているか

たとえば
こういう場面があります。

評価シートはある。

項目も細かく並んでいる。

でも面談になると
上司はどう説明すればいいか
わからない。

社員も何を頑張ればいいのか
見えない。

結果として
シートを横に置いたまま
なんとなく話して終わる。

これは制度の精度が
足りないからではありません。

現場で使える言葉に
なっていないことが
原因かもしれません。

使われる制度に必要なこと

では
使われる制度に必要なのは
何でしょうか。

・社員が読んで
 何を期待されているか
 わかること

・上司が
 面談で説明できること

・日常の行動と
 つながっていること

この3つが整っていると
制度は現場で使われやすくなります。

使いやすさと、安心して運用できること

ただし
使いやすければ
何でもよいわけでは
ありません。

評価や給与に関わる制度は
労務面の整合性も大切です。

現場で使えることと
安心して運用できること。

この両方を見ながら
整えていく必要があります。

まずは、A4一枚に収まるくらいに絞ってみる

まずはA4一枚に収まるくらい
自社にとって大切な基準を
絞ってみる。

そこから始めると
制度づくりは少し動きやすくなります。

完璧な制度を
一気につくる必要はありません。

社員に伝わり
上司が説明できて
日常の行動につながる。

そういう制度を
育てていくことが大事だと
私は考えています。


「制度を整えたいけれど
どこから始めればいいかわからない」

そんなときは
完璧な形を目指す前に
自社で使える形を
一緒に整理することが
入口になるかもしれません。

グロウスリーでは
経営者の想いや現場の実情をもとに
A4一枚人事制度づくりを
労務面の確認も含めて
一緒に行っています。

まずは
自社にとって使われる制度とは何かを
一緒に整理するところから
始めてみませんか。

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