
「研修の直後は
社員の雰囲気も変わった気がした」
「アンケートにも
学びになったと書かれていた」
「でも数週間後には
現場はいつも通りに戻っていた」
研修を実施したあとで、
こんな経験をしたことはないでしょうか。
研修が悪かったわけでは
ないと思います。
学んだ内容は良かった。
社員の反応も悪くなかった。
その場では、
前向きな空気もあった。
それでも、
日常に戻ってしまう。
こういうことは、
多くの職場で起きています。
なぜそうなるのか。
私は、
研修を一日のイベントとして
終わらせてしまっていることが
大きいと考えています。
研修は、
変化のきっかけです。
でも、
研修そのものが
変化の完成形ではありません。
研修後に、日常へ戻ってしまう理由
ここが
意外と見落とされています。
研修を受けた社員が
こんな場面を経験することがあります。
研修で、
部下との関わり方を学んだ。
その日は、
「明日からやってみよう」
と思った。
でも翌日からは、
通常業務に戻ります。
会議。
納期。
トラブル対応。
目の前の仕事に追われる。
研修で学んだことを
誰かと振り返ることもない。
上司から、
「研修で学んだことを、
何か試してみた?」
と聞かれることもない。
気づけば、
部下との関わり方も
いつも通りになっていた。
実際に、
研修後しばらくしてから
担当者の方に様子を聞いたとき、
こんな言葉が返ってきたことがあります。
「2〜3日は頑張っていたんですが、
今は元通りです」
そのとき、
研修当日だけではなく、
その後の設計がなければ
変化は続きにくいのだと
強く感じました。
これは、
本人の意識が低いから
ではありません。
学んだことを使う場が、
日常の中に設計されていないからです。
気づきに、置き場所をつくる
研修で生まれた気づきは、
日常に置き場所がないと
薄れていきます。
置き場所というのは、
難しいものではありません。
研修の最後に、
明日から試すことを一つ決める。
一週間後に、
試してみたことを短く振り返る。
上司が、
変化の小さな兆しに気づいたときに
一言声をかける。
次の1on1で、
研修で扱った言葉を使って
振り返ってみる。
こうした小さな接続でも、
あるかないかで
研修後の残り方は変わります。
逆に、
どれだけ良い研修でも、
日常に戻ったあとに
使う場所がなければ、
学びは少しずつ薄れていきます。
私自身も、
研修を考えるときには
当日だけで終わらせないことを
大切にしています。
研修の意味は、
当日の内容だけで
決まるわけではありません。
研修後の設計まで含めて、
研修の意味が決まっていきます。
研修後の気づきを、1on1や評価につなげる
研修は、
研修単独で完結するものでは
ありません。
1on1や評価の対話とも
つながっています。
研修で気づいたことを、
1on1で振り返る。
現場で試したことを、
上司が短く確認する。
評価面談で、
研修で扱った行動や役割について
一緒に話す。
こうした流れがあると、
研修はイベントではなく、
日常の一部になっていきます。
研修、1on1、評価。
これらが別々に動いていると、
学びは現場に残りにくくなります。
少しでもつながりが見えてくると、
研修後の気づきが
日常の行動を変える
きっかけになっていきます。
自社に置き換えるなら
まずはこの問いから
考えてみてもよいと思います。
研修後に
試す場が
設計されているか。
学んだことを振り返る
時間があるか。
上司が変化の兆しに
気づいて声をかけられているか。
研修の言葉が
1on1や評価と
つながっているか。
研修を実施したのに、
現場で変化が続かない。
そう感じているなら、
研修内容だけでなく、
研修後の置き場所を
一度整理してみることが
入口になるかもしれません。
グロウスリーでは、
研修当日の内容だけでなく、
研修後にどう現場で使い、
どこで振り返るかまで
一緒に考えています。
まずは、
自社の研修が
日常のどの場面につながっているかを
一緒に整理するところから
始めてみませんか。












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