AIで答えが出る時代に、経営者は何を問うのか

経営者の方から
こういう声を聞くことがあります。

「ChatGPTとかAIを使い始めたんですが
なんでも答えてくれるんですよね。
でも、それで何が変わるのかが
まだよくわからなくて」

AIに聞くと
すぐに答えが出る。

採用の面接で何を聞けばよいか。
評価制度をどう設計するか。
会議をどう改善するか。

かなりの精度で
それらしい答えが返ってくる。

便利だと思う。

でも一方で
何か物足りない感じがある。

その物足りなさの正体は
AIが答えてくれるのは
「聞いたこと」だけだということかもしれません。

AIも問いを出せる。でも、問いを選ぶのは経営者です

AIは
与えられた問いに対して
答えを出すのが得意です。

こちらが頼めば
問いの候補を出すこともできます。

でも
その中から
「いま自社が本当に向き合う問いは何か」
を選ぶのは
AIではなく経営者です。

「うちの会社が今
評価制度と会議のどちらを先に整えるべきか」

この問いの候補を
AIに出してもらうことはできます。

でも
どの問いを自社の課題として採用するかは
経営者が決める必要があります。

これは
AIが不完全だという話ではありません。

問いを選ぶことは
そもそも経営者の仕事だということです。

問いが自社に近づくほど、答えは具体的になる

「なぜ社員が定着しないのか」と問えば
AIは採用・給与・職場環境といった
答えを返してきます。

でも

「うちの会社で
離職が集中しているのは
どのタイミングか」

「その時期に
新入社員は何を感じているのか」

「その感情の背景に
どんな設計が足りていないのか」

こう問いを重ねていくことで
自社に固有の課題が見えてきます。

AIはその問いにも答えてくれますが
問いを重ねていくのは
経営者の仕事です。

問いが大きすぎると
答えも一般論になりやすいです。

問いが自社の状況に近づくほど
答えも具体的な検討材料になっていきます。

経営者の仕事は、問いを立てることです

情報や知識は
今の時代、どこからでも手に入ります。

AIを使えば
さらに速く・広く取り出せます。

でも

「自社にとって、今何が問題なのか」
「その中で、何を課題として扱うのか」
「何のために、その課題に取り組むのか」

これらは
情報から自動的には出てきません。

自社の歴史、経営者の想い
社員との関係、お客様への約束。

こうしたものを踏まえて
「うちの会社がやるべきことは何か」
を問うのは
経営者にしかできないことです。

AIが答えを出す時代だからこそ
経営者の仕事は
「良い答えを知っていること」から
「良い問いを立てること」に
移ってきているかもしれません。

いま使っているAIへの問いかけを
一度振り返ってみてください。

「答えを引き出す問い」になっていますか。
それとも
「自社の課題を見立てる問い」に
なっていますか。

グロウスリーでは
目の前で起きている問題を整理しながら
何を会社の課題として扱うのかを
一緒に見立てています。

制度や研修の話として
まとまっていなくても
今の会社で気になっていることを
そのまま話すところから始められます。

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