打ち手を選ぶ前に、問いを立て直せていますか

経営者の方から、こういう声を聞くことがあります。

「何か手を打たないといけないと思って、研修を探したり、制度を調べたりするんですが、どれが正解なのかよくわからなくて」

打ち手を探している。

研修がよいのか。
評価制度を変えるべきか。
1on1を始めるべきか。

情報は集まる。

でも、何から手をつければいいかが
見えてこない。

こういうとき、こう考えるのではないでしょうか。

「情報が足りない」
「もっと良い方法があるはずだ」

さらに打ち手を探し続けます。

ただ、打ち手を探す前に
確認したいことがあります。

打ち手が決まらないのは、問いがまだ大きすぎるから

打ち手を選べない理由は
情報が足りないからだけでは
ないことがあります。

「何を解決したいのか」

この問いの粒度が
まだ大きすぎる。

だから、打ち手が
選べないことがあります。

「社員の定着率を上げるには」

この問いのままだと
打ち手の候補は無限に広がります。

研修も、給与も、面談も、採用基準も
どれも必要そうに見えてしまう。

「どれも良さそう」
「どれも少し違う」

この感覚は
問いが広すぎることのサインです。

問いを、一段だけ絞ってみる

問いを一段だけ絞ってみます。

「定着率を上げるには」ではなく
「入社後3か月の離脱を防ぐには」。

「生産性を上げるには」ではなく
「今の業務の中で
やり直しが一番多い工程はどこか」。

「管理職を育てるには」ではなく
「管理職が動きやすい
会議の設計になっているか」。

問いを絞ると
見る数字も、関わる人も
自然と絞られます。

打ち手が一つか二つに
収束してくるのは、この段階です。

その場で試せる、3つの見方

いま探している打ち手を
一度脇に置いてみてください。

問いを立て直すときは
3つだけ見てみます。

・誰の話か

・どの場面の話か

・今すぐ確認できることか

「誰の話か」は、対象を絞ることです。

「社員」ではなく
「入社3か月以内の社員」
「特定のチームだけ」。

範囲を狭めるだけで
問いは扱いやすくなります。

「どの場面の話か」は、場面を絞ることです。

「コミュニケーション」ではなく
「週次会議の冒頭5分」
「仕事を依頼するときの一言」。

具体的な場面に落とすと
打ち手も具体的になります。

「今すぐ確認できることか」は
問いを検証可能な形に変えることです。

「意欲があるか」ではなく
「先週、自分から相談してきた回数は
何回か」。

すぐに答えられる形にすると
問いが動き出します。

この3つのどれか一つを試すだけで
「どれも良さそう」だった打ち手の候補が
自然と絞られてきます。

打ち手が決まらないときは
まだ答えを探す前の段階かもしれません。

誰の話か。
どの場面の話か。
今すぐ確認できることか。

問いを一段だけ立て直すことで
選ぶべき打ち手が
見えやすくなることがあります。

グロウスリーでは
打ち手を決める前の問いの整理から
一緒に考えています。

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