目の前の問題を解いているのに、なぜ会社は変わらないのか

経営者の方から
こういう声を聞くことがあります。

「問題が出るたびに対応しているんですが
なんというか
会社が変わっていく感じが
しないんです」

クレームが来た。対応した。

離職者が出た。採用で補った。

会議が機能しない。ルールを作った。

問題は解いている。

でも
気づけばまた同じような問題が出てくる。

会社の状態は
大きくは変わっていない。

こういうとき
こう考えるのではないでしょうか。

「もっと早く対応すべきだった」
「別の解決策があったのかもしれない」

解き方や対応の時期に
原因を探し始めます。

ただ
解き方の前に
確認したいことがあります。

「問題を解く」と「課題を設定する」は、別のことです

問題を解いているのに
会社が変わらない理由は
解き方だけにあるとは限りません。

目の前に現れた問題を解くことと
「この会社が今、本当に取り組むべきことは何か」
を決めることは
別の仕事です。

問題は
毎日どこかで起きています。

クレーム、離職、数字の未達
社員の不満、会議の機能不全。

これらは全部
問題と考えてしまいます。

でも
すべての問題を解こうとすると
経営者は問題対応に追われ続けます。

問題を解くたびに
次の問題が来る。

これは解き方の問題ではなく
何を課題として扱うかを
決めていないことから起きていることがあります。

問題と課題は、違います

「問題」は
現場で起きていることです。

「課題」は
経営者が「ここを変えよう」と
意思決定したものです。

問題はたくさんあります。

その中から
「今の会社にとって
ここを整えることが
一番先に必要だ」と判断することが
課題設定です。

課題設定をしないまま動くと
目の前で起きた問題から
順番に対応することになります。

問題は次々と出てくるので
対応は終わりません。

課題を設定すると
何を優先して動くかが決まります。

優先が決まると
エネルギーと時間の使い方が変わります。

何を課題にするかで、何が変わるか

課題設定が変わると
見る景色が変わります。

たとえば
「離職者が出た」を問題として扱うと
採用や給与が解決策になります。

でも
「離職を減らすために
まず役割の見えにくさを整える」
と課題を設定すると
上司との関わり方や
日常の対話の質が
見えてきます。

「会議が機能しない」を問題として扱うと
ルールやファシリテーションが解決策になります。

でも
「決める場が足りていない」
と課題を設定すると
意思決定の構造や
情報の流れが
見えてきます。

同じ出来事でも
何を課題として設定するかによって
取り組む内容がまったく変わります。

問題を解くのは
誰かに任せられることがあります。

でも
何を課題として設定するかは
経営者にしかできない仕事です。

いま対応している問題は
会社が変わるための課題と
つながっているでしょうか。

グロウスリーでは
目の前で起きている問題を整理しながら
何を会社の課題として扱うのかを
一緒に見立てています。

制度や研修の話として
まとまっていなくても
今の会社で気になっていることを
そのまま話すところから始められます。

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