月曜日が待ち遠しくなる組織に、近づいているサイン

「月曜日が待ち遠しい組織って
本当にできるんでしょうか」

そんなふうに
聞かれることがあります。

たしかに、毎週日曜日の夜に
「早く会社に行きたい」
と全員が思う会社を
つくろうとしているわけではありません。

仕事をしていれば
大変な日もあります。
思うようにいかないこともあります。

人間関係に悩むこともあれば
仕事から逃げたくなる日だってあります。

それでも

「明日は、こうしてみよう」

と思える。

私は、そんな日が少しずつ増えていく会社を
「月曜日が待ち遠しくなる組織」
と考えています。

変化のサインの、その先にあるもの

前回の記事では
組織が動き始めたときに現れる
小さなサインについて書きました。

相談の仕方が変わる。
会議で問いが出る。
自分で考えて、動こうとする人が増える。

こうした変化は
組織が前に進み始めていることを
教えてくれます。

でも、それ自体が
組織づくりの目的ではありません。

その先で、社員が

「自分もこの会社をつくっている」

と感じられるようになること。

経営者も

「全部、自分が動かさなくてもいい」

と思える場面が増えていくこと。

私は、そこに
組織づくりの意味があると思っています。

「働きやすい」だけではなく、「関われる」

給与や休日。
働く環境。
福利厚生。

もちろん
どれも大切です。

でも、条件が整っていることと
「ここで働き続けたい」と感じることは
必ずしも同じではありません。

自分の意見を聞いてもらえる。
困ったときには相談できる。
任せてもらえる仕事がある。
自分なりに工夫できる余地がある。

やったことを
誰かが見てくれている。

自分の仕事が
誰かの役に立っていると感じられる。

そんなふうに
自分と会社との間につながりを感じられることも
働く意味の一つなのだと思います。

会社から何かを
与えてもらうだけではなく
自分もそこに関われる。

自分の働きかけによって
少し何かを変えられる。

その感覚があると
仕事への向き合い方も
少しずつ変わっていきます。

組織づくりは、人を動かすことではない

これまで100話にわたって
いろいろな角度から
組織について考えてきました。

制度や評価。
研修。
幹部育成。
会議。
1on1。

経営者と社員の
見えている景色の違いについても
何度も考えてきました。

でも、どれも目的ではありません。

制度をつくるために
組織づくりをするわけでもない。

研修をするためでもない。

人を思い通りに
動かすためでもありません。

一人ひとりが
自分で考えられる。
誰かと相談できる。
役割を引き受けられる。

うまくいかなければ
また考え直せる。

そうやって、経営者だけではなく
社員も一緒に
お客様によりよい仕事を届けられる。

そんな状態を
少しずつ増やしていく。

そのために
制度や研修や対話という
道具があるのだと思います。

社員だけではなく、経営者にとっても

「月曜日が待ち遠しくなる組織が
当たり前の社会をつくる」

これは
グロウスリーが目指していることです。

ここでいう
「月曜日が待ち遠しい」は
社員だけの話ではありません。

経営者も同じです。

何でも自分で判断する。
何でも自分で決める。
問題が起きれば
最後は全部自分のところに戻ってくる。

そんな状態が続けば
経営者にとっても
月曜日は重たくなります。

でも

一緒に考えてくれる人がいる。
判断を引き受けてくれる人がいる。

「こうしてみたい」と
自分の言葉で話してくれる人がいる。

そんな人が少しずつ増えていけば
会社の未来を考えることも
少し楽しくなっていきます。

社員も経営者も

「明日は、もう少しこうしてみよう」

と思える。

私は、そんな組織が増えていけばいいと
考えています。

月曜日が、少し待ち遠しくなる

組織は
ある日突然
完成するものではありません。

昨日より
少し話せるようになった。

以前より
少し任せられるようになった。

誰かが
自分の言葉で考え始めた。

そうした小さな変化を重ねながら
会社は少しずつ
変わっていきます。

その変化の先に

「この会社で
もう少しやってみよう」

「明日は
こうしてみよう」

と思える人が増えていく。

それが、私が考える
「月曜日が待ち遠しくなる組織」に
近づいている姿です。

100話書いてきましたが
組織づくりに
一つの正解があるとは思っていません。

これからも
現場で起きていることを見ながら
問い直して、また考える。

そんなふうに
更新し続けていきたいと思います。

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