短期の数字と長期の育成がぶつかるとき、何を見るか

経営者や管理職の方から
こういう声を聞くことがあります。

「短期の数字と長期の育成がいつもぶつかるんです。
理屈ではどちらも大事とわかっているんですが
実際の場面では決めきれなくて」

今期の数字を達成したい。

育成も進めたい。

でも、期末が近づくと数字が先になる。

育成を後回しにした。

来期も同じことが起きる。

今日の会議で
「育成のための時間をとるか
今月の案件を優先するか」
という判断が迫られます。

そのとき、何を根拠に決めればいいのか。

こういうとき
こう考えるのではないでしょうか。

「状況によって判断するしかない」
「どちらも大事なので、できる限りやる」

曖昧なまま、その場の判断が続きます。

「状況次第」では、いつも短期が勝つ

多くの会社では
短期と長期のぶつかりは
暗黙のまま処理されています。

「忙しいから育成は後で」
「今月は数字が厳しいから」

これは判断ではなく
流れに任せた結果です。

暗黙のまま処理されると
現場は常に短期を選びます。

目の前の仕事は見えやすく
緊急度が高いからです。

長期の育成は
すぐには困らないため後ろに回り続けます。

「状況次第」のままにしておくと
毎回どちらかを犠牲にする判断になります。

大事なのは
解消しようとするのではなく
あらかじめ基準を決めておくことです。

今日、決めておけること

判断基準は
完璧なものでなくて構いません。

今月だけは
既存案件の納期を優先する。

ただし、翌月の第1週には
振り返りと育成の時間を必ず取る。

繁忙期には同行やOJTを中心にし
落ち着いた時期には
役割を渡す時間を確保する。

こうした基準を
ぶつかりが起きる前に
あらかじめ決めておきます。

「流れで決まる」から
「基準を持って決める」に変えることが
目の前の判断を楽にします。

会議の冒頭で
「今週は数字を優先する週か
育成を優先する週か」を
一言確認するだけでも
その場の判断は変わります。

管理職やチームリーダーが
この基準を持っているかどうかで
日々の現場判断の速さが変わります。

短期と長期がぶつかる場面を
一度振り返ってみてください。

その判断は、基準から来ていますか。

それとも、流れから来ていますか。

いま、今月・来月の基準を
一つだけ決めてみることから始められます。

グロウスリーでは
短期の数字と長期の育成がぶつかる場面を整理しながら
管理職やチームリーダーが現場で使える判断基準を
一緒につくっています。

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