
経営者の方から
こういう声を聞くことがあります。
「社員が自然に成長していく会社と
何をしても変わらない会社の違いは
どこにあるんでしょうか」
研修をする。
評価制度を整える。
1on1を始める。
打ち手は同じようなものを
入れているはずなのに
育つ会社と
育たない会社がある。
その違いは
社員の資質でしょうか。
業界の特性でしょうか。
経営者の運でしょうか。
どれも関係はしています。
でも
もう少し手前に
大きな違いがあると感じています。
経営の土台とは何か
社員が自然と成長する会社とは
放っておいても人が育つ会社ではありません。
社員が動きやすく
学びやすく
次の役割に進みやすい土台がある会社です。
その土台とは
制度や仕組みの精緻さではありません。
経営の土台とは
会社が何を大切な課題として扱うのかが
はっきりしていることです。
その課題に向けて
お客様への価値を高め
粗利益を生み出す力を育てていることです。
目標の数字や意味が
現場の言葉に翻訳され
評価や育成ともつながっていることです。
そして
短期の数字と長期の準備
利益と想いの間にあるズレを
対話しながら扱い続けていることです。
これらが整っているとき
社員は「動かされる」のではなく
「動きたくなる」状態に近づきます。
土台は、一度でできない
経営の土台は
一度つくれば完成するものではありません。
会社が成長するにつれ
課題の設定が変わります。
市場が変わると
粗利益の生み方も変わります。
社員が増えると
目標の翻訳の方法も変わります。
土台は
変化に合わせて
少しずつ更新し続けるものです。
だからこそ
大きな制度を一度入れて終わりにするより
小さな見直しを繰り返す方が
現実的です。
「完璧な仕組みをつくる」より
「今の状態を一緒に見立てる」ことが
先になります。
経営者が問いを持ち続けること
社員が自然と成長する会社の経営者には
もう一つの共通点があります。
問いを持ち続けていることです。
「今、会社の課題はどこにあるか」
「社員は何を見て
どんな意味を感じているか」
「育成と業績は
今どうバランスしているか」
「長期の準備に
時間を使えているか」
問いを持たなくなると
土台は少しずつ
今の会社に合わなくなっていきます。
問いを持ち続けることで
土台は更新されていきます。
「月曜日が待ち遠しい」組織へ
グロウスリーが目指しているのは
社員も経営者も
月曜日が待ち遠しくなる組織が
当たり前の社会をつくることです。
月曜日が待ち遠しい状態とは
何かが特別なわけではありません。
自分の仕事の意味が見えている。
成長していることが感じられる。
一緒に働く人との関係が信頼できる。
会社の方向が自分の仕事とつながっている。
これらが日常の中にあるとき
月曜日は重くなりません。
それをつくるのは
一度の研修でも
一つの制度でもありません。
経営の土台を整え続けることです。
経営者が課題を設定し
お客様への価値を高め粗利益を生み出す力を育て
目標を現場の言葉に翻訳し
評価を行動とつなげ
長期と短期のバランスを扱い
利益と意味を両立しようとし続ける。
その積み重ねが
社員が自然と成長する会社をつくります。
経営の土台は
大きな言葉からだけでなく
日々の小さな違和感から見えてきます。
いま自分の会社の経営の土台を
一度振り返ってみてください。
どこが整っていて
どこが薄くなっていますか。
会議が動かない。
仕事がズレる。
育成が進まない。
業績と育成がいつもぶつかる。
それぞれ別の問題に見えても
水面下ではつながっていることがあります。
まずは
最近気になっている場面を一緒に見ながら
どこに動きにくさが生まれているのかを
整理してみませんか。














