評価制度を、現場で使い始めるには

評価制度を整えたい。

でも、
何から始めればいいのかが
わからない。

評価項目はどう決めるのか。

ウェイトはどうつけるのか。

全部決めてから
使い始めるものなのか。

考えれば考えるほど、
手が止まってしまう。

そういう状態に
なっていることはないでしょうか。


評価制度を整えたいと思ったとき、
まず「完成品を作ってから使う」という
発想になりやすいです。

ただ、
最初から完璧な制度を目指すほど、
現場で使い始める前に
止まりやすくなります。

完成品を待つより、
まず使い始めながら
自社らしい基準に整えていく。

完璧に作ってから使おうとすると、現場で止まりやすい

評価制度を作ろうとすると、
こういう方向に向かいやすくなります。

項目を増やして、
より細かく評価できるようにしたい。

ウェイトを丁寧に決めて、
公平に点数が出るようにしたい。

全員に対応できるよう、
漏れがないようにしたい。

こうして作り込むほど、
完成までに時間がかかります。

完成する頃には、
会社の状況が変わっていることも
あります。

また、
精緻にしようとするほど、
使う側も説明することが
難しくなります。

私自身も、
評価制度の相談を受けながら
話を聞いていくと、
こういう言葉を聞くことがあります。

「項目はたくさんあるけれど、
結局どこを見ればいいのか
評価者が迷ってしまう」

「制度はできたけれど、
面談で何を話せばいいのかが
見えてこない」

制度を精緻にすることと、
制度が現場で使われることは、
別の話です。

まずは一つの役割について、大切にしたい行動を3つ言葉にする

使い始めるための入口として、
こういう方法があります。

全社員分を一気に作ろうとせず、
まず一つの役割から始めます。

そして、
その役割で「これを大切にしたい」
という行動を3つ言葉にします。

たとえば、
こういう問いから始めることがあります。

この役割の人が、
どんな場面でどう動いていたら
「よくできた」と感じますか。

この問いをすると、
最初は「責任感がある」「主体性がある」
といった言葉が出てくることがあります。

でも、
そこからもう一段だけ具体的にします。

「責任感がある」ではなく、
「問題が起きたとき、
選択肢を持って報告に来る」
という行動の言葉になっていれば
十分です。

作り上げた制度を
いきなり処遇に結びつけるより、
まず面談や日常の声かけで
使い始めることが大切です。

使っていると、
「この言葉では伝わりにくい」
「この行動が抜けていた」という
気づきが出てきます。

その気づきを反映して、
少しずつ自社らしい基準に
育てていく。

使いながら整えていくからこそ、
現場で使われる言葉に
近づいていきます。

自社に置き換えて考えるなら

自社に置き換えるなら、
まずはこの問いから
考えてみてもよいと思います。

評価制度を整えたいと思ったとき、
完成品を目指すことから
始めていないか。

まず一つの役割について、
大切にしたい行動を
3つ言葉にできるか。

その言葉を、
面談や日常の声かけで
使い始められているか。

使ってみて気づいたことを、
制度に反映できているか。

完成品を待つより、
まず使い始めることが
自社らしい基準を育てる
入口になります。


評価制度は、
最初から完璧な完成品を待たなければ
使い始められないものでは
ありません。

まず「何を大切に見たいのか」を
言葉にして、
使いながら自社らしい基準に
育てていくものです。

グロウスリーでは、
経営者が大切にしたいことを
行動の言葉として整理し、
現場で使い始めるところから
一緒に進めています。

まずは、
いまの評価の状況を
一緒に見ながら、
どこから始めるとよさそうかを
一緒に考えていきます。

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